【連載講和】所長 内野和顕『インフルエンザの予防接種をしましょう!』


『インフルエンザの予防接種をしましょう!』

 インフルエンザは例年11月下旬頃から始まり、翌年の1〜3月にピークを迎えます。
インフルエンザの症状は「感冒」と呼ばれる、いわゆる「風邪」と比べて極めて重篤です。
38度以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感で発症し、高熱はなかなか下がりません。また、咳、鼻水などの症状が加わり、回復するまで約1週間はかかり、体力を大変消耗します。そのため慢性的な病気を持っている方では、インフルエンザをきっかけに重篤な肺炎を併発し死亡することもあるのです。小児ではしばしばインフルエンザ脳症を併発し死亡率は高く恐れられています。
しかし、幸いなことにインフルエンザの予防注射(ワクチン接種)することで発症を予防でき、また発症した場合でも症状が軽く済む可能性が高いので、ぜひインフルエンザワクチンの接種をされることをお勧めします。
ワクチン接種した後も安心せず、そのほかの予防対策もなさって下さい。感染者の咳やくしゃみはウイルスを飛散させますので、それらを吸い込む、あるいは飛沫が電話、ドアノブ、つり革などに付着し、それらに接触するなどで感染が起こるのです。ですから流行時には人ごみを避け、マスクを着用し、外出後は「手洗い」「うがい」を励行してください。これらは感染の予防にとても有効です。